人事院での、苦情相談員・ハラスメント相談員へのセミナーの依頼を受け、先日実施してきました。
オンラインでの研修でしたが、4時間という長丁場、ハラスメント相談に対応できる力をつけるため、ロールルレイを主としたグループワークをトータル4回繰り返し、他グループワークを3回繰り返し、参加者の方々に、体験から色々なことを感じ、考えていただきました。
人から聞いた話というのは余程の感動がないと残らないと思いますが、自分の体験から感じたり考えたりしたことは、頭に残るのではないかと思います。
ハラスメントは聞いていてけして楽しい話ではありません。どうやって、信頼関係を築いて初動対応をするかが、とても大切になります。
具体的に、どう応答するか、やってみないとわかりません。
傾聴する、とか、寄り添う、とか、気持ちを汲むなど、いくらでもわかったような気になるのですが、じゃ、具体的にこの場面でどう応答するのが、傾聴になるのかは、体験してみないとわからないのです。
なので、ロールプレイの中で、その応答を具体的に考え、やってみて、体験から学ぶことがとても大切です。
答えを聞いても、頭にはなかぬか残らないけれど、自分で考えて、うまく出来なかった、こうしたら良かったと、後でじっくり考えてみることが、大きな学習効果につながります。
オンラインでのロールプレイは、なかなか大変でしたが、何回かやると、参加者も慣れてきて、いろんな意見が飛び交うようになりました。
私にとっても、さまざまな学びのある時間でした。
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